ChatGPTでプログラミング学習を加速する方法【未経験でもOK】

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この記事はこんな人にオススメ!

  • 未経験からIT転職を目指す方
  • AIを活用して効率的に学習したい方
  • 趣味でプログラミングを通して自分のアイデアを形にしたい方

自己紹介

はじめまして。
5年前、私は自転車屋の店員からIT業界への転職を目指しました。
当時はAIも現在ほど普及しておらず、独学でプログラミングを学ぶのは本当に大変でした。
書籍やネット情報を探しながら、手探りで環境構築やコードを書き、エラーを解決していく日々。
正直、途中で挫折しそうになったこともあります。

これから未経験でIT業界への転職を目指す方には、同じような苦労をしてほしくないという想いで、このブログを始めました。

導入

独学でプログラミングを学ぶのは、情報収集に時間がかかり、効率が落ちることもしばしばです。

しかし、現在はAIが誰でも使える時代になり、学習をサポートしてくれます。
ChatGPTやClaudeを使えば、コードの解説や課題作成を瞬時に手伝ってくれるので、私のような苦労をしなくても効率的にスキルを伸ばせます。
この記事を読めば、AIを活用して効率的にプログラミングを学び、スキルを伸ばす方法がわかります。

AI学習の強み:迷わず進めるための最速ルート

プログラミング学習初期に最も多い悩みは、「何から手を付ければいいかわからない」という迷いです。
この状態に共感する方も多いのではないでしょうか。

AIを併用すると、そのような迷いを取り除き学習に集中することができます。
AIを使うことの強みは以下の4つです。

  • 最短で必要な情報にアクセスできる(情報のスピード)
    必要な情報だけをピンポイントで聞けるため、Google検索のようにページを渡り歩く必要がありません。
    今の自分に必要な説明だけ」をすぐ得られます。
  • ノイズのない「最適化された情報」が得られる(情報の質)
    Google検索すると、難しすぎる説明や、自分に不要な情報が混ざります。
    AIであればそのような余計な情報は排除されるため、理解がスムーズになります。
  • 座学後の「次に何をすべきか」を明確にできる
    基礎を学んだ後に陥りがちな、「結局この後何をすればいいの?」という状態を解消できます。
    AIに聞けば、自分のレベルに合わせた次のステップを即時に提示してくれます。
  • 難しい概念を噛み砕いてもらえる
    クラス、非同期処理、API、など、初学者がつまずきがちな概念も、自分の理解度に合わせた説明に変換してもらえるため、理解しやすくなります。

実践!:今日から使えるAI活用法

少し長々と書きましたが、いよいよここからは実際にAIを使った学習方法を学んでいきましょう!

課題を設定してもらう

Progateや書籍で基礎を学んだ後に誰もが通る道。

で、これから何すればいいの?

そんなときは、AIに課題を設定してもらいましょう。
現状の習熟度をAIに伝えて、自分にあった課題を出すよう指示してみます。

Yuta

progateでPythonのコースを完了しました。
学んだことを実践できる課題を設定してください。

チャッピー

以下は、Progateで学んだ内容を「確実に実践できる」難易度別の課題リストです。迷わず取り組めるように、目的と期待されるアウトプットも明確にしています。

◆ 初級(基礎構文の定着)
1. 四則演算+入力を使った電卓ツール
内容:
ユーザーから2つの数字と演算子(+ – * /)を入力し、計算結果を表示する。
ポイント: input(), if文, 例外処理の基礎。

2. リストを使った「買い物リスト」
内容:
・商品を追加
・削除
・一覧表示
を行える簡易CLIアプリを作る。
ポイント: list操作、whileループ、メニュー表示。

3. 辞書で管理する「英単語帳」
内容:
英単語と意味を辞書に登録し、検索できるツール。
ポイント: dict操作、キー確認、永続化は不要。

◆ 中級(クラス・ファイル操作)
4. クラスを使った「銀行口座シミュレーション」
機能例:
・口座作成
・残高照会
・入金/出金
ポイント: クラス、メソッド、属性の理解。

5. タスク管理ツール(TODOアプリ・CLI版)
内容:
タスク名、締め切り、ステータスを管理。
プログラム終了時に tasks.json に保存して、次回起動時に読み込む。
ポイント: jsonモジュール、ファイル操作、ループと条件分岐。

◆ 上級(外部アクセス・モジュール活用)
6. Web APIを使った「天気取得ツール」
内容:
OpenWeatherMap APIなどを使用して、都市名から天気を表示する。
ポイント: requestsモジュール、JSON解析。

7. Selenium なしでできる「簡易スクレイパー」
内容:
特定サイト(ニュース一覧など)からタイトルを取得して一覧表示する。
ポイント: requests + BeautifulSoup(Progate後の実践に最適)。

◆ ステップアップ向けの総合課題
8. “ミニSNS風タイムライン”
難しそうに聞こえるがシンプル構成でOK。
機能:
・投稿(テキストのみ)
・投稿一覧表示
・いいね数カウント
・JSONファイルに保存
ポイント: クラス設計、ファイル操作、ループ処理の総復習。

どれから始めたいですか?
選んでもらえれば、具体的な手順サンプルコードの骨組みまで細かく作ります。

これは実際に僕がchatGPT(チャッピー)に課題作成を依頼してみた結果です。
あとは取り組む課題を決めてchatGPTと相談しながら進めていくだけです。
これだけでも「何を作ろう…」と一人で悩んでたら一日が終わってしまった!ということは防げると思います。

バグの原因調査

エラー対応は“10分考えてダメならAI”のスタンスが効率的です。
初心者のうちは1行書くたびにエラーが出たりしますよね。
エラーを自分で調査するのも大事ですが、あまりに時間をかけ過ぎると非効率です。

自分で調査する力も養うため、エラーが出たらすぐchatGPTに聞くのではなく、
『10分考えてわからなかったら聞いてみる』といったルールを決めておくことをオススメします。

chatGPTに聞くときは、エラーメッセージをそのままコピペでOKです。
足りない情報があればchatGPTが欲しい情報を提示してくれます。

座学の補強

知識の整理は自分の理解をAIに説明するのが一番早いです。
「オブジェクト指向の意味を教えて」と聞くのもいいですが、個人的には「オブジェクト指向って〇〇っていう認識なんだけど合ってる?」とchatGPTに説明して認識がズレていないかを確認する方法をオススメします。

Yuta

オブジェクト指向って、クラスという設計書を定義して、その設計書をもとにオブジェクトを作成するためいちいちオブジェクトがどのようなクラスかを定義しなくてもいいっていう認識で合ってる?

チャッピー

ほぼ合っています。
ただ、もう少し正確にすると理解がよりクリアになります。

✔ あなたの認識(要約)
クラス = 設計書(型)
オブジェクト = その設計書から作る実体(インスタンス)
だから、一度クラスを定義すれば、オブジェクト生成のたびに構造を毎回書かなくてよい
これは正しいです。

✔ もう少し補足すると…
オブジェクト指向では
・データ(属性)
・動き(メソッド)
ひとまとめ にしたものを クラス として定義します。
その結果:
① 同じ構造のオブジェクトを何個でも作れる

class User:
 def __init__(self, name):
  self.name = name

# 設計書から2つのオブジェクト作れる
u1 = User(“Alice”)
u2 = User(“Bob”)


ユーザーの “設計書” は1つ書けばOK。

② オブジェクトがどのような性質を持つかを毎回説明しなくていい
User というクラスを一度作っただけで、
・name を持つ
・greet() メソッドを持つ
という性質が 自動でついてくる

③ 処理を書く場所がクラスにまとまる
「このオブジェクトでできることはこのクラスにまとめる」という構造になるので、
アプリが大きくなっても迷いにくくなる。

✔ 結論
あなたの認識は正しいです。
追加で言うなら、
「属性と機能をセットにした型を定義して、それを元に何個でも作れる仕組み」
これがオブジェクト指向の核です。

このように、正しく理解している部分と足りていない部分を分けて説明してくれるので、自分の理解度の整理に役立ちます。

今日から差がつく!AI学習でできる3つのこと

  • 迷わず取り組める適切な課題が手に入る
  • バグで手が止まらなくなる
  • 自分の理解のズレをすぐ修正できる

この3つが揃うと、学習スピードが一気に上がります。

AI学習を使うときの注意点・コツ

基礎はまず自力で固める

Progateや書籍などで文法・基礎を習得したうえでAIを使うこと。
基礎は網羅的に学習する必要があるため、Progateや書籍のほうが有利です。

答えを鵜呑みにしない

AIの回答も完璧ではないため、サンプルコードや説明は自分で動かして検証するのが良いです。
また、正しいか怪しい回答についてはネットの情報と照らし合わせて確認する癖をつけましょう。

AIへの指示を明確にする

AIはあなたの習熟度を知りません。
自分の習熟度や状況を伝えることで正確なアドバイスを得ることができます。
AIに入力するプロンプトについては別途記事を書こうと思います。

調べる力も同時に養う

AIが答えを出してくれるとはいえ、公式ドキュメント等を参照できる力も重要です。
公式ドキュメントを読んでもわからない場合にAIに要約してもらう使い方もアリです。

おわりに

紹介してきた通り、AIを使うと自分がやらなくて良いことで時間を使わずに済むため、スキルや知識の向上に多くの時間を使うことができます。

今回の記事ではAI活用の具体例を紹介しましたが、今後の記事では「IT転職までのロードマップ」についても書いていこうと想います。

まずは今日できる課題をAIに作成してもらい、実際に手を動かしてみましょう!

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